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敗者から見た関ヶ原合戦


昨日、仕事の帰りによった柏木町の本屋。

何か一冊買おうと思って、店舗の奥にある新書コーナーへ~♪

いろんな新書が並んでいる中で見つけたのが、

敗者から見た関ヶ原合戦


本の帯には、

西軍は合戦巧者の家康に負けるべくして負けたのではない!


手にとって本を開くと
西軍必勝の秘策は、関ヶ原現地にその証拠が遺されている! 
三成ら西軍は、事前に中山道、北国街道を封鎖し、自陣の前面に巨大な土塁や切岸・柵を築き、
松尾山の山下には強力な陣城を築いて鉄壁の防御態勢を準備していた。
家康ら東軍は、関ヶ原に誘き出され、西軍のエジキになるはずだったのである。
西軍には考え抜かれた作戦が存在し、実際、合戦の勝負は最後の最後まで分からなかった。
長年の現地遺構調査により、三成ら西軍の「一大作戦」の全貌を明らかににする。
本カバーの裏手にこの本が検証している内容が・・・。


何か面白そう。あの常連ブロガーさんも、この本は手にとってみただろうかと
ふと思いながら、レジに持っていったのでした。

帰宅してから早速本を開いてみた。

著者が長年疑問に感じてたこれまでの西軍は負けるべくして負けたという通説。
これが真実なのかという思い。
西軍の陣地跡、小早川秀秋が陣取った松尾山、毛利勢が陣取った南宮山、
そこは堅固な陣地であり、豪華な陣城であり、主要戦場が見えない陣地。
そして、主将であった石田三成への見解。
これだけの戦を仕掛けるだけの力があったわけだから、
彼の力量というのは通説とは違い、並みのものではなかったのではないかと。

今までにない切り口から関ヶ原合戦を検証したもので、
久しぶりに2日で読破~!

この本を読んでから、関ヶ原を訪問することを皆さんにはお薦めしたいと思います!

さあ、いざ関ヶ原へ!

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コメント

No title

関が原は7月に行く予定です。本来の目的は登山ですが。

No title

まずは、この本を読んでみてから訪問されたらいかがでしょうか?

No title

始めまして、ランダムからお邪魔しました。今度本屋さんで確認してみたいとおもいます。

No title

信玄さん、こんばんわ!是非、お近くの本屋さんで探してみてください!決して損はさせない1冊です!

No title

敗者からの見方なのでしょうか!?携帯電話の時代・・・からしたら 当時 それはそれは統率は難しいと思います。そこに それだけの規模の人間が集結した 何かのために・・・これだけですごい事柄であったと考えます。憶測、分析できる時代に生まれてよかった!ですよね!?未来にどう活用できますか!?

No title

西軍の立場にたった見方ですね。でも西軍側からの史料はあまりないので、実地調査などをして検証されたみたいです。これらの検証をいかに活用するかが、今後の僕らに対しての課題ともいえるような気がします。

No title

これは読みたい!今週買いに行ってきますよ!

No title

これは買いですよ!是非是非お読み下さい!

No title

私も今図書館で借りた関ヶ原の本を読んでます。でもまだ読み終えてませんけど(笑)。松尾山には陣城が築かれていたようですね。当然前日に着陣した小早川軍では築けないほどの規模のものが。私も三成ファンのメル友から敗者側からの見方を聞かされたのですが、この本を読むと更に詳しく分かりそうですね~♪

No title

本来なら、この松尾山の陣城は豊臣秀頼を奉じた毛利輝元が陣取る?予定で築かれたようです。この新書一冊で、別の視点からの関ヶ原を知ることもできます。できれば関ヶ原へ行く前に是非読んでほしいです!

No title

baronさん、ご無沙汰していました。この一冊、なかなか面白そうですね。関ヶ原の古戦場は何年か前に一度行ったのですが、再訪したいなと思っていたので、その前に読みたいです!

No title

これは、最近読んだ新書ではかなり面白かったです。これを読んだら、もう一度関ヶ原へ実地検証へ言ってみたくなりましたね。

No title

最近色々な「通説」が崩れていってますね。

No title

確かに、これだけでなくいろんな通説が覆されてますよね。それだけ研究も進んでいるということなのでしょう。

No title

関ヶ原合戦のフィールドワークと言えば、2000年出された藤井尚夫さんの名著「フィールドワーク 関ヶ原合戦」の衝撃を思い出します。三池さんのご本見ていませんが、藤井さんの方も、来訪には不可欠と思います。老婆心ながら。

No title

聴衆いっきさん、参考文献のご紹介ありがとうございます!藤井氏の著書は、この本にもフィードバックされています。

No title

睡魔と闘いながらやっと読み終わりました!
三成は実は、関が原を、一大要塞として家康を迎えようとしてたとか、小早川秀秋の記述も、今までにない考え方で、とても面白かったです。GWに関ヶ原へ行ってきたばかりなのですが、松尾山はまだ未訪なので、また行ってみます。ご紹介ありがとうございました!!

No title

イエトラさんも購読されたのですね!
今までの見解とは逆に、三成が関が原に防衛ラインを築き、迎撃しようとしたのが、現地調査などをしてハッキリと分かったり、小早川秀秋の動きも、これまでの見解以上に意味があるんだということわかり、非常に興味深い一冊でした。関が原も再訪して、もう一度いろんな角度から検証してみないといけないですね。

No title

関ヶ原にこられたら、ぜひ南宮山にも登って下さいね。
頂上からの眺めはいいですよ。
松尾山はまだ行った事ないのでこんど行ってみますね。

No title

そうですね!じっくりと関ヶ原を楽しめるときに登ってみたいものです。

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プロフィール

大納言兼加賀守

Author:大納言兼加賀守
2019年12月のYahoo!ブログ終了と『令和』改元に伴い、FC2ブログさんへ移管しました。新型コロナウィルスはGW明けから5類相当以降しましたが、これに油断せず、手洗い励行で感染防止を心がけたいと思います。
2023年 今年は大河ドラマ『どうする家康』の現地調査を中心にアチコチと訪問しています。

写真はDD51形ディーゼル機関車のデッキ上にいる当時10歳の僕です(笑)

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