ブラタモリの旅 東寺界隈と山科 山科本願寺南殿跡
- 2023/06/01
- 22:12
6月1日【木】です。
梅雨特有のどんよりした一日でした。
さて前回からの続き、東寺界隈を後して次に向かったのは山科。
洛中と大津の間にある盆地に形成された町です。
これまで山科って何があるの?と思っていました。
東海道線・新幹線の車窓からもこれと言ったモノを見ることができず・・・
京都市内でも何か違う、けどそれは何だ?
今回ブラタモリで紹介されたのをきっかけに訪問してみました。
室町時代後期、この地に目をつけたのは、当時新興著しい浄土真宗の蓮如でした。
京都にも近く、逢坂山を超えれば琵琶湖、その先にある蓮如の影響が強い越前や加賀へも便利な地であったので、新しい寺を建立したのです。
しかし新興宗教の性格上、周囲から攻撃を受けることが多かったので、寺と言えどその構えは、まるでお城でした。
周囲を濠と土塁で囲み、敵からの侵入を防いでいました。
地図で見るように、要所要所に折れ曲がりを作り、巧みに防御度を上げています。
城郭史から見ると、これは当時としては最先端の築城技術だったみたいです。
こんもりしているのが土塁です。
別の角度から
土塁の外側には今も深い濠跡が残っています。
もうこれはお寺と言いながらも完全お城だったわけです。
そんな中には、お寺には似つかわしくない施設がありました。
何かというと・・・
石風呂です。
今でいうところにサウナ風呂です。
当時は茶をたしなんだのち、石風呂に入るのが流行っていたようです。
こういうところ、蓮如は人を招いて各方面の有力者と交流を図っていたと思われます。
そう思うと、宗教者と言うのは古今東西、とにもかくにも贅沢だなと。
それで僕らのような一般貧民の心がわかるのかと・・・
そんな思いを抱きつつ、次へ向かったのでした。
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