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高岡大仏

高岡古城公園を後にして、次に向かったのは・・・





高岡大仏


住宅地と商業地が混在した中を歩くと角地の区画にいきなり現れます。


日本三大仏と称され、広く市民に親しまれている銅造阿弥陀如来坐像は、延享2年(1745)、坂下町の浄土宗極楽寺第15世等誉とうよ上人が大仏建立を誓い、弟子の良観を勧進職として高さ3丈2尺(約10m)の木造金色の仏像を建立したのが始まりです。しかし、文政4年(1821)の大火によって焼けてしまいました。極楽寺第26世譲誉じょうよ上人は再興を祈念して町民に訴え、20年後の天保12年(1841)に1丈6尺(約5m)の木像を再興しました。それから60年後、明治33年(1900)の大火によって再び焼けてしまいました。
定塚町の松木宗左衛門は、今度は再び焼けることのない鋳銅仏にしたいと発願し、市内だけでなく広く各地に勧進しました。景気の不振や宗左衛門の病死などもあって事業はなかなか進みませんでしたが、数多くの人々の寄進と労力奉仕によって昭和8年(1933)についに完成しました。
原型は中野双山。古式鋳造法である焼型重ね吹きの技法で、鋳造から着色にいたるすべての工程を高岡の工人・職人たちの手で行った記念すべき大作です。
また昭和33年(1958)に円光背が取り付けられました。昭和53~56年(1978~1981)と平成19年(2007)に大規模な修理が行われ、現在に至っています。
高岡大仏は極楽寺末寺の大仏寺が管理し、また、コンクリートの台座内は巡回できるようになっており、地獄変・極楽変の絵画が浄土宗の宗教観を伝えています。

高岡市公式HPより



もう少し大きなものかと思っていたのですが、奈良の大仏に比べると相当小ぶりです。

創建以来何度も大火で焼失しているようで、現在の大仏は3代目のようです。

耐火性を持たせるため、銅による鋳造で造られているとのこと。

奈良の大仏も銅で鋳造されていたはずですが、何度も兵火で焼失しているので、果たして銅での鋳造に耐火性があるのか?


近付いてみると、台座の下に入れるようになっていて、




大仏の頭部が飾られています。Wikipediaによると2代目の頭部だそうです。何故かうまい具合に頭だけが焼け残ったようで・・・

台座下の回廊には天国や地獄の絵がかけてあり、それはそれで不気味。

とりあえず参拝だけして退散。

ここからは歩いて高岡駅に向かったのですが、








高岡駅前までの商店街は、日曜日だというのにこんな状態。

あまりにも閑散としています。

地方の商店街は、どうもどこもこんな感じ。

奈良はこれに比べるとまだ賑わっている方だなと。

そして、いよいよこの旅も終わりが近づくのでした。


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コメント

No title

加賀守さん、こんばんは(^-^)
高岡大仏と白馬大仏・・・同じくらいの大きさかなぁ。
奈良の大仏さんは大きいね~。
高岡は 銅の街やから 街中には 銅像やオブジェがあるヨ。 商店街のお店 日曜はお休みのところがあるかもネ。^^

No title

御先祖様所縁の城めぐり町めぐりですね。私も行きたいです。

ナイス

No title

> けいちゃんさん

白馬大仏?Wikipediaで調べてみると、かなりヤバそうな大仏のようですね。

高岡は商業の町でもありながらも、工業も発展しているようですね。
高岡古城公園にあった変なオブジェはそれなんですかね?
商店街は確かに日曜日だから休みというところもあるのでしょうが、あまりも休み過ぎ。というか、普段も営業しているのかさえも怪しい店舗が多すぎでした。

No title

> 鳳山さん、こんばんわ。

今回はやっと行けました。

No title

R148が 長野五輪にむけて トンネルが通るまでは 白馬大仏のそばを通っていました。
子どもたちは コワがって見えなくなるまで目を閉じていたのを思い出しました(笑)
白いお顔の唇が 赤かったです。

No title

罰当たりなオイラは、あったか鍋フェアののぼりしかめにはいらなかった。

No title

> けいちゃんさん

旧道の方にあるのなら、今は殆ど見る機会もないですね。

No title

> Hawaiiさん

あののぼり、妙に気になりますよね。
どんな鍋料理があったのでしょうか・・・・

No title

baronさん,TB有難うございました.
高岡の大仏さんに行かれたんですね.
東大寺の大仏に比べると随分小柄ですよね(^^ゞ
台座の中には入らなかったので2代目の大仏の仏頭は見逃しました(^^;
TBさせて頂きますね!

No title

> Shaneさん、こんばんわ。
こちらこそTBありがとうございます。

地元の、それも見慣れた?大仏と比較するとあまりにも貧弱で・・・
まさか台座下にこんなモノがあるとは思いもしませんでした。

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プロフィール

大納言兼加賀守

Author:大納言兼加賀守
ブログ創業 2005年7月です。

2019年12月のYahoo!ブログ終了と『令和』改元に伴い、FC2ブログさんへ移管しました。新型コロナウィルスはGW明けから5類相当以降しましたが、これに油断せず、手洗い励行で感染防止を心がけたいと思います。
2023年 今年は大河ドラマ『どうする家康』の現地調査を中心にアチコチと訪問しています。

写真はDD51形ディーゼル機関車のデッキ上にいる当時10歳の僕です(笑)

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